坂本真綾武道館ライブ "GIFT" に行ってきました。

3/31 坂本真綾さんの誕生日のこの日に行われた武道館ライブ "GIFT"に行ってきました。
詳細なレポートは他に任せて自分の感想を残しておく。
とりあえず結論だけ先に書いておくと、
とても素晴らしい体験で、ベストと呼ぶに相応しいものだった。

＊ひどくまとまりのないエントリになっているので、「ライブの見方について」「余計なこと」「時系列まとめ」は読まない方が良いかも。

セットリストはお隣さんから拝借。

【セットリスト】
01.Gift
02.Feel Myself
03.プラチナ
04.blind summer fish
05.へミソフィア
06.ユッカ
07.30minutes night flight
08.Remedy
09.紅茶
10.SONIC BOOM
11.奇跡の海
12.gravity
13.カザミドリ
14.ダニエル
15.メドレー【約束はいらない(piano)〜指輪〜Active Heart〜アルカロイド〜夜明けのオクターブ〜Tell me what the rain knows〜tune the rainbow〜チョコと勇気(チロルチョコCMの歌)〜トライアングラー〜約束はいらない〜Happy Birthday】(ゲスト：p 菅野よう子)
16.Get No Satisfaction!
17.マメシバ
18.Private Sky
19.光あれ
20.I.D.

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EC
# Happy Birthday
01.風待ちジェット(ゲスト：dr 鈴木祥子)
02.マジックナンバー(ゲスト：dr 鈴木祥子)
03.everywhere
04.ポケットを空にして
坂本真綾 15周年記念LIVE「Gift」＠日本武道館 - kizats:-)Life is good.

まずは今回の実績から(Jobs Keynote風)

良かったこと

まず、声が良く出ていたこと。KAZEYOMI Liveではあまり声の状態が良くなかったと自分では思っている。
それもあって今回のライブはKAZEYOMI Liveと違ってDVDが欲しい！いやDVD化して欲しく無い！欲しい！という状態になっているｗ
声以外の内容も素晴らしく、これぞベストという感じだった。

実を言うと前半は疲れもあり眠かったｗ公演の方もちょこちょこ良い所はあったものの総体ではそこまで刺激に感じなかったし。
それが変わったのが、最初の衣装チェンジが終わって「ここからはしっとりと〜」と言った辺りから。曲目で言うと今までずっと生で聴きたかったgravity.
そして菅野さんがでて来てから自分の見方が完全にに変わった。
特に「夜明けのオクターブ, Tell me what the rain knows, チョコと勇気」についてはFCイベントですら聴けると思っていなかった曲たちだったからビックリした上に感動も感動。
このgravityの流れでかなりの英詞分が補給できた。3曲も英詩曲が聴けるとは思わなかった。記憶では5曲だと思っていたくらい充実していた！歌詞が怪しくても嬉しい！
特にTell me what the rain knows は一生ライブで聴けないという覚悟すらしていた...

ちょっと申し訳無い感じもするけどやはり、菅野さんと真綾さんのペアが一番好きなんだなぁと言わざるを得ない。このライブで一番良かったシーンを選べと言われたら、躊躇無く菅野よう子ピアノメドレーを選ぶ。

このピアノメドレーのおかげで菅野曲だけでなく今の曲もより良い聴き方が分かった気がする。
自宅でそれぞれのアルバムを聴いていると、どうしても別々のものとして聴いてしまっていた。初期作品, Lucy以降, 夕凪ループ, 30minutes night flight以降という様に。悪い意味での区別が、今回のライブで解消された気がした。ライブでもアルバムeverywhereでもとにかくごちゃごちゃな順番であったのも自分としては本当に助かったかもしれない。

今、アルバムeverywhereを聴いても初期作品が昔より聴きやすくなってる。前は初期作品を聴くと恥ずかしくなってしまっていた。ライブを重ねる度に初期作品に対する抵抗が無くなってきている。
他にも鈴木祥子さんの声も苦手克服できたかもしれない。例えば風待ちジェットの鈴木祥子さんのコーラスはそんなに好きじゃなかったのだけれど、この時は今までもそうだったかの様にごく自然に耳に入ってきた。

最初は「メディアに出している様なベスト盤, ライブ解説とかそんなもん蹴散らして自分の解釈をつくる」とか考えてたけど、結局はよーく理解させられてしまった。

~~つまりは歌手活動において坂本真綾という人間が伝えたがっている事が一貫しているという話について。~~
上手く言語化出来ないのだけれど、「昔の曲から直近の曲をまぜまぜしてもそれぞれ違和感を感じない。」等と宣伝されている件について。これも自分は的確じゃないと思うけどここでは"メディア向け解説"をこれで代用。
本編最後にI.D.を持って来たのが大きい。
極めつけはラストの新曲everywhere. この曲が全て語っている。

よくなかったこと

風待ちの振りはやっぱり受け付けられなかった... 無理です...
何度もハウリングしていたこと。

会場について

アリーナの次は北が1番近い？北面が勝利すぎた。
サイリウムについて東西南北の位置的に偏りは認められなかった。数としては全体で200程度と推定。色はやはり青が殆ど。KAZEYOMI LIVEのイメージが強いんだろうな。
自分の周りは空席を除いて6/7が女性。

その他

座席は東2階F列
清浦夏実嬢がどういう思いで見ていたのだろう、など妄想しながら見ていた。
Twitterでますみんとか清浦夏実嬢、Clampの皆さんが来ている事は分かっていたが目が悪いし双眼鏡も無いので分かるわけ無かった...
坂本真綾エッセイ集 from everywhere.に期待
かぜよみなどなどCDアルバムやKAZEYOMI LIVE, 武道館ライブの出来を見てしまうと、エッセイ集には期待せざるを得ない。
夕凪からの選曲がなかったのが印象的
開始5秒で回りの人は立ち上がっていたけど、ポケットまで立たずに温存していた自分は身体が持った。みんな3時間もよく立っていられるな。
こういうイベントに参加すると感じるけど、まだまだ写真が証拠能力を持っていて安心する。

everywhereが一枚余っている件について

アルバムeverywhereは会場販売が限定版じゃなかったら嫌なので保険にamazonでも注文していた。なので1枚余ってます！
誰か買って！定価の3割引で良いので！

Twitter経由で会えた方々へ。

当日合った方々の殆どが初対面だった。にもかかわらず素晴らしい時間が過ごせて良かった。武道館ライブ, Twitter, そして皆様に感謝！

ライブの見方について

ここからはちょっと余計な事を書く。
Twitterで「聴く事ばかりに一生懸命だと、ライブに来たというより音楽を聴きに来た事になる。」という指摘を受けた。その通りで自分はライブというものがあまり得意じゃない。ライブ初参加からそれは分かっていたのだけれど、他の皆さんは"ライブ"を楽しんでいて、その温度差に若干戸戸惑っていた。ライブを見に行くのは自分には合わない、散財になるだけなので行かない方が良いのだろうか、等と考えた事もあった。でも、今まで自分なりの見方はしてきた。ライブやコンサートに参加した経験が10回くらい？になり、やっと見方を固められそうな気がする。

これの発端というのは主に手拍子とか声かけ。それらは自分には主に舞台装置みたいなもので、自分がやるものでは決して無かった。
自分は音を聴いてその人を見て環境を見て観客を見て空気感を感じられれば良くて、それにはやはり自分がする殆どの動作は余計に感じられる。

余計なこと

皆さんは昨日の真綾武道館ライブについて色々腑に落ちている様に見える。自分はあまり情報収集,まとめをしてないのにそう簡単に理解してたまるか、みたいな気持ちで居る。
というかもっと言えば、イベント期間にはいつも「自分は何も考えてないんじゃないか」とか思う。だから腑に落ちる事もない。
実は何も感じていないのではないか。周りのファンの言葉だけを使って「自分の感想」らしきものを作っているだけなのではないか。つまり自分はチューリングマシンを演じているだけなのではないか。これは常に思う。
周りの言葉をまとめるところにパーソナリティが反映されるだろう、というのも以外に当てにならないのではないか、と思ってる。そのパーソナリティというのはどれだけ信頼を置けるものなのか。
真綾さんは「坂本真綾を通してみんなは自分を見ているのではないか」という旨のMCをしていたが、その"自分"がどれだけ信頼に値しないか等と考えてしまう。

自分の好きな物を何故好きなのか、というのは自分自身の中にその理由があるので好きな物を紹介する≒自分の嗜好を紹介する。見られる側からすれば「坂本真綾を通してみんなは自分自身を見てる」と言うことになる。generalな説明としてはこうだけど、本人がどういう心境でこう説明したかは人知れず。
ちなみにこれは坂本真綾を語ることの功罪 - Togetterと関連して。

当日撮った写真の一部
最後尾 - termin(termin)
ガチャガチャ列全長 - termin(termin)
CD売り場 - termin(termin)
まだまだ並んでるなー。 - termin(termin)
グッズ最後尾 - termin(termin)
真綾さん晴れませんよ！ - termin(termin)
武道館前いまこんなかんじ - termin(termin)

@penguin_bouchan さんのイラストレポが秀逸なので見るべき！！
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当日・前後のTweetまとめ

<追記>
Thu, Apr 01 - terminのtwitter log
Wed, Mar 31 - terminのtwitter log
Tue, Mar 30 - terminのtwitter log
<追記終わり>

時系列まとめ

05:47  起床。
06:52  出発。
08:30  TX 研究学園駅着いた。
10:50  Apple Store銀座でMacBookの修理を依頼。本日中の受け取り可能とのこと。
11:16  武道館着。
11:27 CD売り場の列に並ぶ。
11:35  CDとガチャガチャ列が進み始める。
11:41  @2d_ghostが電話くれてパンフ買って置いて貰える事になる。心の友！
12:06  everywhere 2枚と指輪買いtookami, chamajama両名と合流。あと一枚必要な事が分かったのでまた並ぶ。
12:50  公園で皆さんとお話。
15:19 CD販売のeverywhere クリアファイルが無くなる。
16:15  デニーズで食事。
17:14 ひとまず皆さんと別れてApple Storeへ。修理済みMacBookを受け取り武道館に向かう。
17:40 武道館で合流。
17:57  入場。
21:40  終演。
22:49  皆さんとクールダウンを兼ねて少し話し、帰路に。
23:01 秋葉原駅着。
00:13 研究学園駅に到着。
01:31 帰宅。

ここはtermin