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ULTRASONE Performance 860を買った (2014-11-20)

ULTRASONE Performance 860 を買ったので少しレビューの様なものを書く。
https://lh6.googleusercontent.com/-yKyikIbdoLU/VIOhTybMqQI/AAAAAAAAExY/F2S-qZOkBHk/w1211-h908-no/IMG_6093.jpg

フジヤエービック Part3 で45,800円
7年使ったHFI-580がついに断線したのでその跡継ぎとして。
秋のヘッドフォン祭 2014会場で聴いただけで、発売当日11/20に開店直後の店で購入するという自分としてはチャレンジングな事をしてしまった。
予約しなかったのは840, 860で延々と迷っていたから。


自宅: Windowsマシン - FOSTEX HP-A4 - 860
外出時: iPhone 6 - 860
という形で使ってる。

自宅では可愛さあふれるSTAX SRS-4170様がいらっしゃるのでこちらがメイン。
まだ買って1ヶ月も経っていないので860も積極的にかぶってる。環境音が気になる時は丁度良い。


2週間と少し使ってみては、"モバイル向け"という前提の上では満足。自宅での役割も与えられたので全体としても十分。
天井が抜けたかと思うくらい見通しの良い音。イヤースピーカーを使ってる人間なのでこれは重要。
あと信頼感のある造りとケーブルの太さ。着脱式ケーブルなのも選びやすい。


手元の音の中ではJazzのピアノトリオが一番合ってそう。
山中千尋, 上原ひろみメインにChick Corea, Bill Evansを時々聴くくらいなので他は知らない。
まだ聴き込みが足りないけれどFramencoも良いかも?
860は高域が目立つので全体的に腰が高い。声が埋もれがち。
大抵は聴ける音なのだけれど、キンキンシャリシャリしがちな曲は正直聴けたもんじゃなかった。
南波志帆: 乙女失格 - Tr.1 MUSIC とか。
まぁなんとかなるだろと思って買ったけれど、チャレンジングすぎたか... と840に買い換える未来も考えた。

微妙な表現をしているのはあっさり耳エージングされてそれ程気にならなくなったからです!
Audio TechnicaのAD系とかがシャリシャリして苦手意識があるのだけれど、860に調教されて選択肢に入るようになってるかも、と思うくらいには耳が削れてる。

そういう意味ではシリーズの中では880が自分のユースケースに一番合っていそうで良かった。
何故選ばなかったかといえば単純に高かったから。あれに56,800円出すのは納得いかん。
860と同じ価格だったら880買ってた。
個人的には840と860の間のイメージのモデルがあれば、と思ったけれど全然表現が違うのでそういうもんではない...
ついでに書くと840のお値段で860が欲しかったなと思うが全体的に割高感のあるゾネホンなのでしゃーなし。

860以外はヘッドフォン祭会場でしか聴いていないという前提で書くと、
音の傾向的には860とそれ以外という感じ。880は840の上位モデルという雰囲気。
860だけ妙な抜けの良さで他は限られた空間があった。
880と比べると860は面白みに欠けるかもしれない。
誰か880買わないかな... もう少しまとまった時間で聴きたい。

音について

音の感じ方なんて様々で他人の感想なんて何の役にもたたないし自分もあまり書く気は無い。とはいえ多少書いておく。
特筆するのはやはり自分の言葉であるところの抜けの良さ・見通しの良さ。もろもろを補って余りある。

S-LOGIC PLUSなんて名前がついてる謎の定位感だけれど、860は控えめな気がする。HFI-580は額くらいに感じてた。
尤ももう慣れちゃってそんなこと考えないけれど。
Classical, Jazz, Pops, アニソン, プログレ, Framenco, Piazzola, ミュージカル, 邦楽器, ラジオ, Podcast, あとちょっとのMetalなどなど節操無く聴いているけれど、どのジャンルもなんとかなりそう。
前述の通りJazz・Fusionのシンプルな編成は映える。ドラムの空気感が楽しい。
弦楽器はちょっと重みが足りないのは難しい。
Piazzola: バンドネオン協奏曲はスコーンと飛んでいったままな感じだ。
吉松隆: Piano Concerto 'Memo Flora' は天まで昇っていくかろやかさと思うか、深刻さがたりないと思うか。

もう一つ、物によってちょっと潰れた様な汚く聞こえる瞬間があるのが気になる。

この辺りの心配がない辺り、イヤースピーカーは使いやすくて良いなぁ。

ガワについて

ケーブル端子の付き方, 装着の仕方, ハウジングの作り方, ケーブルの作りとか色々あるのだろうけれど、服がケーブルに触る時のタッチノイズが気になる事がある。
あともう一つ、ハウジングとアームの接合部に遊びがあって、歩いているとこれがカタカタ音を出す事がある。
音がするのは買わないと気がつかなかったなぁ。
音が出なくともこの遊びが気に入らないという人も居そう。

ハウジングとヘッドバンドを繋ぐ銀色の金属部分はしっかりしていて信頼感がある。
ハウジングは軽くて高級感とは違うのだけれど、モバイル向けなので軽く感じるのは良い。さっきの問題もあるので難しいところ。

今のところ全体的に傷はなくて、HFIシリーズやiPodの様にはならなそう。
気になるとしたらヘッドバンドの天辺がゴムゴムなのでそこが熱と汚れで汚くなるかもしれないのとハウジング側のケーブル端子部分。
端子部分はどうしても消耗してしまうだろうしあまり着脱しない運用。
ちなみに検索するとタイムロードの保証は期間が長いだけで実際の内容については期待しても無駄、という評価が目立つ。
保証のお世話にならない事を期待、或いはお世話になれるのを夢見て使おう。

あともう一つ、ヘッドバンドの長さ調整の仕方や頻度によってはこの様に傷が付く。

https://lh4.googleusercontent.com/-qrMY8JRrRNM/VIOhUL59cXI/AAAAAAAAExc/XbbJ48Yiaqg/s908-no/IMG_6107.jpg

購入直後に色々弄っていたらこうなった。
見えない部分だし長さ調節しない運用であれば付かないだろうけれど、少しの間にこうなってしまったのでちょっと悲しい。
もちろんハズレ商品である可能性もあるだろうけれど、可動部分なので致し方なし。
自分は目盛り二つ目で丁度なので調節無し運用だけれど、一番上まで伸ばす様だと気になるかもしれない。


たたみ方はHFIシリーズ, Proシリーズの様に内側に折れて小さくなるのではなく、垂直方向に軸があって平たくなるタイプ。
買うまでは内側に折れた方が使いやすそうだと思っていたけれど、使ってみては良い感じ。
むしろ収納の仕方によってはこちらの方が好ましいのかも。結局はどちらに最適化するか。
自分はこちらの方が鞄に収めやすい様だった。
ケーブルは空いた空間に収納していて、このたたみ方とケースの方が収まりやすい。
https://lh6.googleusercontent.com/-FnS3z_hEFeA/VIOhUGZhVOI/AAAAAAAAExg/GNGi3hgcOt0/s908-no/IMG_6108.jpg
1.2mケーブルを使う様になったらどうなるかは分からない。

装着感について

特に側圧が強くてきついという様な事はないけれど、すっぽりはまるという感じ(HFI-580比)。
収まりは良いけれどその分髪の置き所が気になる。

ケーブルについて

フジヤエービックでは840, 860にも1.2mケーブルが付属すると書いてあるけれど、タイムロードやULTRASONEのグローバルサイトでは880のみに見える。
ULTRASONE Performance 860「フジヤエービック オンラインショップ」
ULTRASONE Performance 880「フジヤエービック オンラインショップ」
Performance 860 | Timelord ブランド
Performance 880 | Timelord ブランド
Performance 880 - Ultrasone - THE Headphone Company
今確認したらイーイヤホンのページも1.2mケーブル付属になってるな。当初はタイムロードの表記に準じていたはず。
【新製品】ULTRASONE PERFORMANCE 860【密閉ダイナミック型ヘッドホン】 | イヤホン・ヘッドホン専門店e☆イヤホン

ULTRASONEの最新ヘッドホン「Performance」レビュー 。“Edition”サウンドを手の届く価格で (1/3) - Phile-web

また、ケーブルについては3mのストレートケーブルに加えて、1.2mのリモコン付きケーブルも同梱(880のみ)。

てな記事もある。

気になって購入時に店で聞いてみたところワロスな状況らしく、同梱はしてないがタイムロードでユーザー登録すれば送ってくれると言っていた。
恐らく代理店からのメールなのだろうけれどユーザー登録がまだ終わってないのでまだ確定してない。
もしダメなら別途ショートケーブルを買うかな。

ところで今回知ったけれどユーザー登録は保証書をタイムロードに送る必要がある。面倒でつい最近やっと送った...
ウルトラゾーン ユーザー登録申込 | Timelord 世界の優れた音響機器を提供します

梱包について

ちょっと期待してしまったのだけれど、割と簡素だった。
ところでULTRASONE謹製CDが入ってる製品ラインってあんまり多くないんだね。当然入っているものなのだと思っていた。
HFIシリーズとProシリーズくらいみたい。


以下蛇足

経緯

  1. 4月末にULTRASONE HFI-580が断線
  2. 春のヘッドフォン祭 2014で候補を探すも決め手に欠ける
  3. そうこうしていたら夏になりヘッドフォンが辛い時期に。去年買ったSennheiser IE80で凌ぐ
  4. ULTRASONE Performance発表の情報が入る
  5. 日本発売発表される
  6. あと1ヶ月くらいなら待つぞー!
  7. 秋のヘッドフォン祭 2014会場で試聴。12k程度で会場販売していたHFI-780に心惹かれつつ
  8. 家に帰ってさぁどちらをポチるか → 実は発売はまだ先 → あっ...
  9. どれにするか決まらず
  10. 発売当日にえいやっと860を買う

候補

Performanceシリーズ以外の候補は以下。
ULTRASONE HFI-780
AKG K267 TIËSTO

モバイル向けは沢山出ていてもなかなか好みの製品が無いんだよな。
音が好みではなかったり、外見が気に入らなかったり、折り畳みすら出来なかったり、壊れそうな作りだったり、オンイヤーは嫌だし、良さそうなのがあってもULTRASONE Signature Proみたいにべらぼうに高いなど。
K267は素直な音で最後まで悩んだけれど破損報告が多いのがどうしても気になったし、外見がDJフォンないかにもな作りで避けた。

そもそもはHFI-780を候補にしていたくらいなので最初は2万円に満たないクラスで抑えようかとも思っていた。
外用に2万円以上は出したくなかった。
しかしPerformanceの音を聴いてしまって参った。そして負けた訳だ。

てなわけ