「伊福部昭の世界 2台のピアノのためのコンサート(山田令子, パトリック・ゴードン)」に行ってきました

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コンサートについて

伊福部昭の世界 2台ピアノのためのコンサート 山田令子&パトリック・ゴードン
11/13(土) 小杉放菴記念日光美術館 17:30会場 18:30開演
曲目

  • バレエ音楽「プロメテの火」(2台ピアノ版)
  • リトミカ・オスティナータ(2台ピアノ版)
  • SF交響ファンタジー第1番(2台ピアノ版)石丸基司 編


コンサート来場者は一階の展示物が見られたのだけれど、美術館としては自分にはあまり興味の無い感じで、規模も小さく700円を払って入らなくて良かった。ホントは入るつもりだったけど手違いで入れなかっただけだったんだけども。。


座席数は15くらい*9列. 130席くらいか。
ステージの端には伊福部極氏からお祝いの花。


感想は以下の通り。
今回、2台ピアノとしては全ての曲が初めて聴くものだった。プロメテの火については、オーケストラ編曲でも聴いた事が無かった。ちなみにピアノ組曲も聴いた事がない。もっと言えば、コンサートでのピアノのみの演奏を見るのは伊福部作品に限らず始めてだった。


その、初めて聴いた感じとしては、まさしく伊福部昭の世界だった。のだけれど、リトミカとSF交響ファンタジーはピアノだけで聴く曲じゃないな、というのが正直なところ。
迫力が足りないしスピード感も失われる所が多かった。
でも、要所要所はなかなかだったと思う。特にリトミカの最後は圧巻。他にはSF交響ファンタジーの冒頭はかなり面白い音だった。この辺りは2台ピアノで聴けて良かったな。


もう一度ピアノのリトミカ, SF交響ファンタジーを聴ける機会があったとしても行かない可能性が高い。自分にはオケ以上の感動はなかった。やっぱりピアノ+オケで聴きたい。
そういうのが分かったのと、それなりに楽しめた、という2点で今回は良い体験が出来た。


その他細かい点。

  • プロメテの火には二箇所、他の伊福部曲のモチーフが使われていたのだけれど何の曲だったか忘れたというか最初から曲名が出てこなかった...
  • 山田さんはSF交響〜の前の曲紹介で、間違って英語で話し始めていた。日頃は殆ど英語しか話してないのかなー。
  • 会場が狭いからなのかよく分からないけど、会場ノイズがいつも以上に気になった。来てる客層に依る所も大きいとは思うけれど。SF交響〜の始まる直前に2回も着信音がなっていたのには閉口。演奏中じゃなくてよかった。
  • リトミカでは、冒頭に3箇所ミスがあっと思うけど、やはりあの曲は緊張するのだろうか。
  • SF交響〜では、伊福部昭の芸術9に収録されてる録音における2:30〜2:50の旋律をパトリック・ゴードン氏がほぼソロで弾いたが、その時、山田令子さんは手拍子を入れていた。これは余計に感じた。

コンサート以外について

コンサート以外では霧降高原と栃木黒部ダムの辺りを見てきた。霧降高原は平易な道でふらっと行くのに丁度良い感じだった。こういう高い山には定期的に行きたいものだな。iPhoneで適当に撮った写真もなかなか楽しいものだったし。
美術館に着いてからは暇を潰すのにiPhoneを取ったが回線がかなり混んでいるのか通信が殆ど出来なかった。TwitterにTweetを送信するのはなんとか出来たが、取得はなかなか難しい感じだった。SBMに移ってから初めてキャリアを移りたくなった。まぁ、他のキャリアでも状況はそこまで変わらなかったのだろうとは想像出来るけど。普段、docomo回線では通じる所で圏外な地域は色々経験したけど、電波をキッチリ掴んでいながらほぼ通信出来ないってのはこんなに悲しいものなのか...