serial experiments lainを見てやられた年始め

いっぱいアニメをみた

この前の3連休辺りに、serial experiments lainを初め、R.O.D -READ OR DIE-, 妄想代理人などを連続視聴した。
他にもGhost in the shell 攻殻機動隊, 攻殻機動隊 S.A.C. S.S.S. や、攻殻機動隊 S.A.C. 1st, 2ndの一部をまた見たり。


攻殻が素晴らしいのはいつものことなので省くとして、
最初の三作品は今まで見たいと思って見られていなかった作品だったのだけれど、素晴らしい作品群だった。
R.O.D OVAの関連で、R.O.D. The TVも見たいのだけれど、手元にない。その内見よう。


妄想代理人も好きなテーマだし、話の流れは上手くて、しかもエンターテインメント作品としても非常に楽しめるこれぞプロの作品だ、という感じだった。
後は今敏さん自身によるメイキングというか裏話がwebで公開されているので、そっちを見ないと。
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そもそも何故こんなに一気に見たのかというと、久々に1月開始のアニメーション作品をチェックしてみたら、やはりというかどれも試しに1話見ようとすら思わない気が抜けた作品達だったから。
なんて言うと色々な所から怒られてしまうかもしれないけど、自分はそう感じてしまった。
年々厳しくなる表現の規制もあるだろうけど、カラフルな女性キャラクターだけじゃやっぱり見る気にはならないし、どうしても大量生産用の金型にはめてみた感じがする。
コモディティとしての工業製品との差を明確にする為に、自分は世にあるアニメーションに"作品"とつけて呼ぶ様にしている。勝手な話だけど。
その上で、今見えるアニメーションは工業製品だなぁと感じたりしている訳です。工業製品もあるべきだとは思うけど。
もちろん、厳しい時代になっている中で作り手の方々は頑張っているというのも主にwebからではあるけど見てる。
どうか、アニメーションの世界がTVと一緒に落ちていかない様に願う。
含蓄も無いしみんな言っている様な事なので、このブロックは読み飛ばして欲しいくらいだけどやっぱり文章にしておきたい気持ちってあるよね。

玲音を好きになりましょう

閑話休題。
serial experiments lain が素晴らしい。
自分の貧弱な口ではあまり詳しく表現出来ないけど、10年以上前にこれが公開されてそしてコアな層に人気が出たのもよく分かる。
今見ても尖って見えるこの作品は、また再評価されるべき。
Video CD, LD, DVDで販売されたlainが、BD化して再販されようとしているのは作り手も世間様もそう考えているからなのかな。
「serial experiments lain」のBlu-ray BOX製作が始動 -AV Watch


自分はBDプレイヤーを持っていないのでどっちみち買えないとは思うのだけれど、再生機を含めてちょっと考えても良いかなぁ。
よく知らないけど元の素材が古いからBD化の恩恵を高画質化として受けられるのか不明。 よく知らないけど。


そんな僕は、OPのDuvetが収録されている「BoA - tall snake ep」とシナリオ集であるscenario experiments lainを買った。

トール・スネーク・EP

トール・スネーク・EP


lain―scenario experiments

lain―scenario experiments


scenario experiments lainの方は中古商品しかない上に定価の倍程度にプレミア価格になっている。
自分はまだチラとしか読んでいないけど、それだけの価値は現在でもありそう。
古い作品だけに他のグッズも早々に手に入れておきたい。PC版のlainなんかはプレミアもプレミア、中古市場では1万円以上が普通らしい。


自分は攻殻機動隊, 灰羽連盟, TEXHNOLYZE, Ergo Proxy, (.hack//SIGN)などが好きなのでそれらに興味がある人はlainも合うかも。
これらに共通するのは、自分自身に対する漠然とした恐れや不安について描写している点だと思う。
もっともこれは大小あれどどういう作品についても言える事ではあるはず。
不安というのは未来について想像する事と共に人間が手にした動物に無い性質だとかどこかで聞いた気がする。
気がする。


今後は、lainの脚本担当である小中千昭さんに注目してみたいのだけれど、ホラーが多いので少し躊躇してしまう...
CJK's Profile


lainについてはこの辺りを参考にしたので、みなさん玲音を好きになりましょう。
critical experiments lain
serial experiments lain - ブレーキをかけながらアクセルを踏み込む


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