2010/11/25 題名のない音楽会 公開録画 ウルトラマン特集, クラシックmeetsロック に行ってきた

2010/11/25の話。
だいぶ昔の事だけどちゃんと残しておかないと。

放送は、テレビ朝日で来年2月20日(日)、BSでは26日(土)再放送:27日(日)の予定。
題名のない音楽会収録: 隠響堂日記


ホントはTV放映の前に書いておこうと思ってたんだけどなー。
遅れたのは仕方ないので、当時のメモを基本にひとつ。
ちなみに、思い違いとか言葉の使い方がおかしいとかは一杯あると思うので話半分で。


題名のない音楽会」の公開録画観覧に葉書を出して、[twitter:@amino3]が見事当選。僕は見事落選。
1通でペア招待だったのでかなり助かったなー。
題名のない音楽会|テレビ朝日


ちなみに座席の位置は整理番号838番で1階24列11, 12番だった。


https://lh3.googleusercontent.com/_Jx6CswXto40/TOPXCTp2BBI/AAAAAAAADC4/1wCzX0RORk0/s576/IMG_0221.JPG
https://lh5.googleusercontent.com/_Jx6CswXto40/TbNAQq8_jtI/AAAAAAAADCo/FJuhvVHMmvk/s576/IMG_0633.JPG

第1部 光の国からぼくらの国へ〜ウルトラマンがやってきた!

第1部 光の国からぼくらの国へ〜ウルトラマンがやってきた!
M-1ウルトラマンの歌」
M-2 ウルトラメドレー

  1. 帰ってきたウルトラマン
  2. ウルトラマンA(エース)
  3. ウルトラマンT(タロウ)
  4. ウルトラマンレオ
  5. ウルトラマンダイナ
  6. ウルトラマンコスモス
  7. ウルトラマンメビウス

M-3 交響詩ウルトラセブン」より メドレー

  1. ウルトラセブン登場!
  2. ウルトラホーク発信
  3. 怪獣出現〜侵略者の魔の手
  4. 「さよならウルトラセブン

M-4 「ウルトラセブン」の歌
M-5 「ウルトラマンゼロ」のテーマ

ゲストは
冬木透さん, 杉浦太陽さん, 矢澤定明さん, サウンド・アンビション合唱団&東調布第三小学校合唱団


これはとにかく懐かしくてわくわくで素晴らしかった。特に合唱付きの物は一緒に歌いたかったくらい。
まぁ、ダイナ以降は全く分からなかったんだけどw
もう既に若くない実感してきた。


ダイナ以降でもM-5 ウルトラマンゼロ川井憲次作曲と聞いてびっくり。サウンド川井憲次そのもので面白かった。
あとここで出てきた怪獣のデザインが凶悪すぎて素晴らしかったw
円谷ステーション - ウルトラマン、円谷プロ公式サイト
google:image:ウルトラマンゼロ カイザーベリアル
うひょーー


音に関しては不満が無かった訳では無かったけれど、後述のタルカスよりずっと良かったと思う。
金管のバランスがおかしくてウルトラセブンの大事な所が拍子抜けな感じだったのが残念だったな。

第2部 クラシック meets ロック〜新作プログレ交響組曲

M-1 交響組曲「タルカス」 Eruptionより
M-2 ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番 第3楽章より エレクトリック・ギター・バージョン
M-3 交響組曲「タルカス」 Massより

ゲストは、
吉松隆さん, 山田五郎さん, マーティー・フリードマンさん


ここからが本文。
公開録画に応募したのはこれのタルカスが目的だった。


タルカスとの出会いは2010年3月にタルカスオーケストラの初演。
東京フィル コンサート 新・音楽の未来遺産 を見てきました - ここはtermin
このコンサートのお陰でクラシック音楽を多く聴く様になった。
ELP, Yesなどプログレッシブロックの楽曲を聞きまくってるのもこのコンサートの影響。
それどころか、最近はポピュラーミュージックは殆ど聞かなくなってしまった...

後で調べてみたところ、アトム・ハーツ・クラブ組曲については、

ASIN:B00005RT1A

ASIN:B0000952VM

辺りに収録されている事が分かったので買う事に。これに収録されているのはオーケストラ版だけど、他にも色んな編曲がある様なので出来ればピアノ・トリオ版辺りは手に入れておきたい。本当はオリジナルの弦楽四重奏版も欲しいのだけれど、収録されている「モルゴーア・カルテット - ディストラクション」は2006年に廃盤になってしまったらしい。もったいない...
東京フィル コンサート 新・音楽の未来遺産 を見てきました - ここはtermin

ここで挙げられているものは全て手に入れてしまったしなー。


それくらい思い出深くて強く影響された曲なので多いに期待していた。演奏されるのは2回目だし。
演奏は前回と同じく東京フィルハーモニー交響楽団による。


感想だけど、初めから悪い所を言ってしまう。

  • 速いところは速すぎて、遅い所は遅すぎた。
  • 金管のバランスがおかしかった。第1部と同じ傾向。

出過ぎてる所と妙に遅れてる所がかなり気になった。
弦楽は出るべきところで出ていなくて、主旋律が分かりづらくなっていたところが幾つかあって残念だった。


一応執筆時にはYouTubeにこんなのがある。

ちょっと聞くとトランペット・ソロのように聞こえるが、この部分をすべてをソロで吹奏するのは不可能。そこで、トランペット2本で交互に演奏させている。
それでも、結構きついパッセージの連続なので、トランペットは大変である(泣)。
夏休み総力特集「ロックmeetsクラシック」: 月刊クラシック音楽探偵事務所

ここは勿論大変そうでかなりよろけてた。


繋ぎのパーカス無双の辺り(Manticore, 参考動画 3:28からのところ)のトランペット〜ピッコロ〜クラリネットオーボエのアドリブ風ソロ合戦では、ペットとクラリネットがかなり微妙だった。特にペットは、[twitter:@amino3]が「だから休み時間にあれだけ練習しておけと!」とw


これは善し悪しじゃないけど、AquaTarkusの最後、CD4:00くらいでの指揮者の咆哮が無かったのがちょっと悲しかったな。


良かった点もいくつか。
初演と比較して、全体的にパーカスがかなり出ていて「カッ!カッ!」と入っていく感じだった。
特筆するのは、元気なところ(Eruptionとか最後とか)での恐ろしく早い演奏。
速いから、という様なミスはなかったと思う。
こんなに速いタルカスがあるのか!とビックリ。


網野君が、「もしかして初演の演奏はかなり凄かったのか・・・?」と終演後に。それだけ初演と差があった。
もっとも、初演も生粋のクラシックファンからするとアレコレ言いたいものらしい。準備期間が短かったみたいだし。



トークについて。
ゲストの山田五郎さんが予想外に良い仕事をしてくれて面白かった。吉松さんはかなり早口だったなー。
ちなみに吉松さん見るのも二回目。


話していた事でメモしてあるのは、、

  • プログレファンはただのロックよりも上等なものを聞いているなどと優越感を持っていた、学園祭でロックをやっている所は普通だが、プログレナンバーをやるのは進学校、とかなんとか。(当時の若者にはそういう雰囲気があったという話。)
  • 佐渡さん「子供の頃ピアノをやっていてベートーベン等を弾く中で、親に見つからない様にdeep purpleを弾いていた」 子供の頃に退屈なクラシックに励んでいた傍らでロックにも親しんでいたが、おおっぴらに出来なかったその抑圧が、数十年経った今大暴れさせている原動力なのではないか。(括弧以外が自分か[twitter:@amino3]が考えたのか話にあったのか忘れた)


悪く言ってしまったけれど、この曲の持つパワーは今回の演奏でも十分感じられた。もっと演奏されるべきだ。
でもやっぱり聴くなら初演というか、CD買ったら良いとおもいます。
[ASIN:B003M13XBM]


YouTubeにはこんなのも。




一応、マーティー・フリードマン・東京フィルによるエレクトリック ラフマニノフにも言及しておくと、
凄まじかった!


ギターが全てを破壊しつくしていった感じだw タルカスよりも先にw


これもバランス変えれば結構楽しく聞けるのかもなー、とか考えた。

まとめ

TVの公開録画を見るのは初めての体験だった。
あと第1部 M-1, M-4で合唱が入ったのだけれど、合唱を生で聴くのも初めてだった。しかも少年少女合唱団入り。これだけでもかなりの収穫。


音についての感想は、TV番組用の演奏ってこんなもんなのかなぁ、って感想が正直な所で、
もしかしたらTV用の演奏とかあるのかな、TV放映ではバランスもまともになるのかな、と思ったけど、TV放映されたものを見ても結局イメージは悪いままだった。


音以外、トークについては面白いものを聞かせて貰った。でも、TVで採用されるのはホントにごく一部なんだなぁ、とも実感。


あとTV特有の物と思われるのは、トーク中の照明が眩しいほどに当てられて、かなり眩しかったこと。


今回はタルカスを目的にしていったが、第一部のウルトラマンが予想外に面白くて棚ぼた気分。
懐かしく、またウルトラマンを見たくなったな。
ウルトラマンはそれはそれで非常に良かったのだけれど、代わりにゴジラvsタルカスでも面白かったんじゃないか、とかも妄想。


興味のある曲目が取り上げられたらまた行きたいな。


termin(@termin)/2010年11月25日 - Twilog
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