朗読劇「私の頭の中の消しゴム」, 劇場版トライガン を見てきた

6/1の話。
@, @, @, @,
@ と一緒に行動した。


あんまり面白い感想は出てこないので適当に。
一応、ネタバレ注意ということで。

私の頭の中の消しゴム

http://lh4.ggpht.com/_Jx6CswXto40/TAdzgLF4JaI/AAAAAAAACiE/6xjjiJ3TArQ/s720/IMG_0857.JPG

前提
  • 関連作品をチラとも見ていない。
  • 朗読劇は始めて見るし、舞台自体を見るのも慣れていない。
真綾さんについて

結論から。真綾さんの演技だけでチケット代だけの意味があると思った。

  • 13列からだったが、表情までは確認出来なかった。ちょっと勿体なかったかな。眼鏡新調したい...
  • 冒頭、日記を交換する前の、互いの日記を読み合うシーンでの真綾さんの男言葉が素晴らしく、先を期待させるものだった。
  • 乱暴な言葉から甘えた声、怯えた声、涙声、白痴(表現要確認)演技、と一通り堪能できた。
  • id:tookamiTwitterで「女優だなぁ」とTweetしていたのに集約されている気がする。
  • 泉見さんの演技については、最初はお?と思ったし割と一本調子だったけれど、好きな感じだった。かわいらしく、愛しく感じられた。一緒に行った他の方々には少々不評だったみたいだけど。
朗読劇という形態について。

朗読劇というのを見るのは始めてで、舞台というのも自分で見に行ったのはレミゼに続いて二作目か。(昔学校行事などなどで見た事は他にもあるけど。) 他の朗読劇を知らないからなんとも言えないけど、これが自分の中での"朗読劇"に、良くも悪くもなるのだろうな。

  • 照明効果はあるだけでかなり違う。凄いなー。
  • 話が小気味良く進んでいくのは心地よかった。途中、アルツハイマー型認知症が分かった所辺りだったかは冗長に見えて辛かったけど。。
  • 演出についてはシンプル且つ最低限だったが、それだけでかなり有効なものだった。
  • 薫が浩介の事を忘れてしまう時の付箋がはらはらと落ちて行く演出は鳥肌ものだった。
物語自体について

あまり面白い点は見られなかった。もっともそれは劇を見るという事をわかっていないからかもしれない。
これ系の物語としては漫画作品だけど最終兵器彼女なんかが素晴らしい作品だと思う。それに当てると、自分がこれだ!と思うシーンや言葉が少なかったのが大きいかと想像してる。


例えば、

  • 薫があっさりと逃げてしまったところ。
  • 薫が浩介の事を忘れてしまう事に対する恐怖感、また忘れられてしまった事に対するショックなどがあまり上手く表現されていなかった様な気がする。
  • 死ぬでも無く、認知症を自覚してからの葛藤が丁寧に描かれるでもなく(?) (これは日記形式である事にヒントがある?)
  • "消しゴム"という言葉が上手く使われていなかった。いくらなんでもあっさりしすぎでは。それを楽しみにしていたのに。タイトルは"私の頭の中の消しゴム"と冗長な癖に。

この辺りは頭でも全くまとまってないので見逃して...


今思えば、いくら「事実は小説より奇なり」などと言っても、"認知症になり記憶を失っていく薫がそこに居る"事実だけがそこにありそれは変わらない。という事なのだろうか。
やっぱり頭でっかちすぎるのかなー、と自分を反省したりもする。
不満はあるけど"それは原作読みなさい"で済んでしまいそうな感じがする。

最後に

コストがかからなければ他のキャストのも見てみたい。むしろキャストの違いが見られて始めてアレコレ考えられる気がする。


やはりこれらが答えだろう。


パンフレットの最初、木村元子プロデューサーの言葉。

「永遠に誰かを愛すること」ってどういうことだろう。そして「自分で自分の人生を決める」とは?

自分で自分の人生を決める事に怯えて何も決められていない自分には、決めた人を見てもあまり感じるところがなかったという事なのかな...

今回の収集物

パンフレット
http://lh5.ggpht.com/_Jx6CswXto40/TAdzh0uKpPI/AAAAAAAACiI/lYSdCNO-WVA/s720/IMG_0860.JPG

劇場版トライガン

朗読劇が終わってから、@geonoizeと合流、ルノアールで存分にお話した後に@taletとお別れして、映画を見に。

前提
  • トライガンについては予習を全くしていない
  • 地上波アニメーションも全く見た事がない。
耳福
  • 小野坂さんの声は久しぶりに聴いたけどさすがだった。地上波版も見たいと思わせる声。
  • 鶴ひろみさんの声は中々奇妙wな声だけど安心する声だった。どこかで良く聴いた声だけど誰だろう、と首をひねっていたのだけれどどうやらドキンちゃん他で慣れ親しんだ人だった様だ。
  • 雪野五月ボイスがなかなか聴いた事のない声だった。藍青のティナ役やフルメタル・パニック千鳥かなめ役に代表される様な声しか知らなかった。
  • 他のキャストも本当に素晴らしく、全てが安心して聴いていられた。
真綾さんについて

乱暴な言葉が良い。消しゴムと同様。


映画を見た後にみんなで感想を話し合ったのだけれど、そこからいくつか。これらの注目ポイントは全く同感。

  • 嘔吐
  • 酔っぱらい演技
  • 美味しかったが消しゴムの方が良かった。
  • 曰く、トライガンは台詞をちゃんと言わなくてはならないシーンだったが、消しゴムは酔っているのが伝われば良いシーン。なるほど。
  • 幼い声。空の境界の幼式ともまた違った、これ実は真綾さんじゃないのかな、とも思わせる程の熱演wだった。なかなか珍しい体験。
  • 下品・乱暴な言葉

やっぱこれだよな!!!!!


真綾さんについてはどっかのエヴァンなんとかみたいな作品よかずっと良い。


あと特筆すべきなのはこれ。井上喜久子お姉ちゃんの娘だと分かった瞬間、「そりゃあ良い娘に育ちますよね!」

その他
  • 今堀さんの音楽が目立たない話。自分は地上波版のOPだけ今堀さん音楽で素晴らしいと聞いたので見た事があった。実は内心それを期待していただけに本当に残念。
  • またもやマッドハウス素晴らしいというイメージが塗り固められた。ホント、外さないなぁ。
  • エンドロールで内古閑〜という文字が見えて、昔インターネッツらじお道でよく聴いた内古閑さんか! と思ったけどやっぱりそうだったみたい。インターネッツ でざいん道

まとめ

  • 素晴らしい真綾デーだった。消しゴムとトライガンを一緒に見たのがまた良かった。酔っぱらい演技や乱暴な言葉など、いくつか比較出来るのが面白い。 でも、どちらも考えるな感じろ!みたいなものだったのでまたもや準備を間違った気がする。逆よりは良いけど。
  • ひとつ今思った悲しいことを言いますと、私の頭の中の消しゴムで自分の経験不足を思い知らされた後にトライガンで真綾さんに「あんた達、童貞?」という言葉で頭を打ち抜かれた訳なんだ。
  • ダブドルってダブルドル($$)ってことだったのか。。。$$って表記だった事すら今知った...